不眠

「不眠」について

「不眠」には、寝つきが悪いタイプ、寝ている途中で目が覚めてしまうタイプ、朝いつもより早く目が覚めてしまうタイプの3つがあります。時には、2つ以上のパターンの不眠を訴えられる方もおられます。これらの症状によって、仕事や学校、日常生活がうまく送れないようになっている場合には、早急な対応が必要です。ほっておくと、うつ病に至ることもあります。逆に言えば、これらの症状があっても、日中は生き生きと生活が送れているのであれば、さほど問題はありません。

「不眠」が出現する原因にはいろいろなものがあります。最も多いのは、「眠れるだろうか」という不安によって、神経が過敏になってしまうものです。次に、加齢による「睡眠力」の低下です。一般に、年齢を経るにつれて、睡眠の持続時間が短くなり、眠りが浅くなってきます。また、ストレスや心配事があって、寝付けないというのも比較的多く見られる原因です。その他、生理周期に伴って睡眠が変化することもあります。特殊なものとしては、むずむず脚症候群(レストレスレッグ症候群)・睡眠時無呼吸症候群・痛みによる不眠などがあります。

「不眠」の診察の流れ

  • まず、いつからどのようにして不眠がはじまったのか、現在どのような状態なのか、どのような対応をしておられるのか、詳しくお話を伺います。
  • 次に、血液・尿検査、心電図などの内科的検査を行います。 これは、内科的な病気でも不眠になることがあるからです。よく知られているものとして、高血圧、呼吸器疾患、腎臓病などがあります。 また、「不眠」の治療には、お薬が効果的なことが多いのですが、人によっては肝臓・腎臓などに副作用が出てしまうことがあるため、あらかじめ異常がないかチェックが必要です。
  • また、「不眠」の重症度を測定したり、ストレスが原因と考えられる場合には、ストレスの程度やストレスを感じやすい性格や考え方のクセがないかを知るために、心理検査を行うこともあります。

「不眠」の治療の流れ

内科的な原因のない、純粋な「不眠」の場合、治療の中心は、お薬と睡眠衛生指導からなります。

不眠には、体内にあるγ-アミノ酪酸と呼ばれる「覚醒状態を抑える物質」と同じような働きをするお薬が効果的であることが知られています。近年では、睡眠薬の副作用であるふらつきなどが起こらないように改良されたお薬が開発されています。詳しくはお薬についてをご覧ください。

睡眠衛生指導では、(1)睡眠リズムの作り方 (2)睡眠に対する考え方 についてお伝えします。具体的に(1)については、睡眠計画の立て方・運動・光療法など、(2)については睡眠のメカニズムや陥りやすい考え方のクセなど、についてお伝えして行きます。

お薬について

当院でよくお出しするお薬についてご説明します。いずれも、まず少量(1錠ぐらい)から初めて、副作用がないことを確認しながら増やしていくのが一般的です。
多くのお薬は、前述のようにγ―アミノ絡酸と言われる物質と同じような働きをするものです。大きく分けて、超短時間作用型、短時間作用型、中時間作用型、長時間作用型の4つがあります。その他に、覚醒状態を抑えるのではなく、睡眠を誘導する薬剤として、ロゼレム(一般名ラメルテオン)があります。

超短時間作用型 マイスリー、アモバン、ルネスタ
短時間作用型 レンドルミン、リスミー
中時間作用型 ロヒプノール、サイレース、ユーロジン
長時間作用型 ドラール
その他 ロゼレム

睡眠薬を飲み始めるとやめられなくなるのではないか、どんどん量が増えて行ってしまうのではないかと心配される方がおられますが、睡眠衛生指導などと併用すると、そのようなことはないと考えられています。
ご自分で、飲んだり飲まなかったりを繰り返すと、不眠が悪化することが知られていますので、注意が必要です。

費用について

「不眠」の治療は風邪などの急性の病気とちがい、治療期間が長くなることもあり、経済的な心配も少なくありません。以下に、一般的な治療費についてまとめました。

初診 5000~6000円 初診料、精神療法、心理検査、内科的検査、処方せん料
2回目から 1500~2000円 再診料、精神療法、処方せん料

「不眠」の診察の流れでお伝えしたように、初診では検査が多くなるために、2回目以降より若干高くなっています。また、当院では、お薬は院外処方となっています。お近くの薬局もしくは当院から徒歩1分のタオ薬局でお薬をお受け取り下さい。
お薬代は、2週間分で2000円程度です(加入されている健康保険により、医療費の自己負担が3割の場合)。

治療が長くなった場合には、「自立支援法」という法律により地方自治体のサポートを受けられる仕組みがあります。これによって、通常は医療費の自己負担が3割のところ、1割の負担ですむことがあります。
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